かわむら こども クリニック NEWS  平成7年5月号


コミュニケーション

 投書箱は御存知ですか。先月中旬から、皆さんの声を新聞やこれからの診療に生かしていきたいため、受付左側に箱を準備しました。今まで、3通ばかり投書していただき有難うございます。どうも、おほめのお言葉ばかりで、すっかり恐縮しています。
 開業して2年を経過し、開業医のあり方を模索しています。開業医の本来の目的は、地域医療であることに間違いありません。今までの医師と患者には少し隔たりがあったかも知れません。その隔たりを少しでも少なくするようにと考えています。
 以前にも書きましたが、例えば新聞です。今は正直言って、こちら(医院)からの、一方通行です。いわゆる、コミュニケーションのひとつの手段としての新聞作りを、と考えています。これは単に皆さんからの投書だけでなく、皆さんが参加できる新聞を目指そうと思っています。そのためには、どんな形がよいのか、わかりません。そんなことについてのご意見をお待ちしています。例えば、皆さんが知りたいこと(病気のことや検査、料金など何でも)についてQ&A形式で答えること、サークル・仲間を求める(趣味の会や転勤族で遊び友達が欲しいとか)こと、あげます・譲ります、お子さんの絵や写真、自慢話や子育て奮闘記、才能のある方は詩やエッセイ等数え上げればきりがありません。但し新聞は月1回の発行です。時間的な問題(急いでいるとか)の場合は、別の方法(院内掲示等)で、対処していければと思っています。
 冒頭にも書きましたが、今回の投書は、おほめの言葉だけでした。もちろんおほめの言葉はいくらあってもありがたいものです。お叱りの言葉は書きにくいものかも知れません。お叱りや要望の言葉から新しいことが生まれるかも知れません。待ち時間が長い、説明が足りない、こんなおもちゃや本を置いて欲しい、こんなビデオが見たい等何でも結構です。是非お願いします。お叱りを書いても追及する気はありませんが区名とイニシャル位はお願いします。
 病院は、院長やスタッフだけで作るものではありません。皆さんも一緒に、自分のために『かわむらこどもクリニック』を作っていくという気持を持てればと思っています。
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