かわむら こども クリニック NEWS  平成26年6月号


鳥越俊太郎 医療の現場!

『学校保健のいま 〜新たな時代の健康診断と健康教育〜』

6月22日(日)10:00〜10:30
(再放送6月28日(土)16:00〜16:30)


CLINIC NEWS 一面記事

 内容が予測できそうもない題を付けてしまいましたが、いったいどんな記事なんでしょう。鳥越俊太郎さんは知っているにしても、「医療の現場!」というのは聞いたことがないかもしれません。

 「医療の現場!」は、日本医師会が提供するBSテレビ朝日の医療番組です。既にご存知の方もいると思いますが、院長が先日取材を受けた性教育活動が紹介される予定です。

 テーマは、「学校保健のいま~新たな時代の健康診断と健康教育~」です。取り上げられるのは、小学4年生の保健授業「育ちゆく体とわたし」から始まりPTA親子行事、そして再び授業に格上げされた「赤ちゃんはどこから来るの」に関するものです。
  詳細にはNEWSやブログにあるので、興味のある方は是非お読みください。

 性教育といいながら、「命の大切さ」がメインテーマです。小学4年生にも分かりやすいように、胎児、超低出生体重児、NICU、学生実習の写真やイラストをふんだんに使った教材(スライド)を使用しています(スライドは院内に掲示中です)。
  もう一つの重要な点は、児童だけでなく保護者も一緒に参加することです。親子揃って聞くことは、話しにくい性教育の話題が食卓に上り、親と子のかかわり合いの大切さを考えるきっかけや親子のコミュニケーションに役立つことを期待しています。

 さて、どうして「医療の現場!」で取り上げられることになったのでしょう。2年前、東北学校保健・学校医大会が青森市で開催されました。シンポジウム“これからの学校検診と健康教育”の宮城県医師会の代表として、「『命の大切さ』を伝える性教育PTA行事〜授業から生まれたPTA行事〜」を発表しました。コメンテーターとして参加していた日本医師会学校保健担当理事から高い評価をいただきました。

 その後は特に連絡はありませんでしたが、4月下旬日本医師会事務局から突然「日本医師会では、「鳥越俊太郎の医療の現場」というテレビ番組をスポンサーしておりますが、この度、「学校医」を特集することとなりました。現在、道永常任理事や番組製作会社と企画を進めておりますが、道永常任理事より、川村先生の学校医活動を取材させて頂き、番組で放送させていただけないかとのご意向がございます。」とのメールが届きました。
  確かに理事には高い評価を頂きましたが、まさかこんなオファーがくるとは夢にも思っていませんでした。もちろんマスコミに弱い院長ですから、二つ返事で承諾しました。
  すると理事から「事務局から、突然の連絡、申し訳ありませんでした。学校医の話題を、テレビで取り上げるとなった時、どうしても、先生に助けていただきたいと思いました。日本医師会常任理事として、学校保健を担当し、初めての公務が、東北ブロックの学校医大会でした。まだ、何も解らない時に、先生の講演を聞き、とっても感動しました。先生の熱意、どこかで公表したいとずっと思っておりました。ご快諾いただき、本当に感謝しております。」と。

 ということで取材が決まったのです。ディレクターからの希望で、診察中と性教育授業の映像、授業に参加した親子のインタビュー、加えて院長のインタビューの取材を受けることになりました。

 当日は患者さんの多大なる協力を頂き、改めて感謝いたします。

 果たしてどんな内容になるのかは、見てのお楽しみということにしましょう。
  取材の自慢話したら、結局はカットされたなどの話もよくあります。単独のテーマであれば院長がスタジオで鳥越さんと対談でしょうが、「学校保健のいま」という大きな枠組みではひとつの事例に過ぎません。あまり欲張りすぎると...、まあせいぜい1分程度と考えておきましょう。

 最後ですが、「命の大切さ」を伝えることはとても重要なことなのです。「命の大切さ」を知ることは、自分自身を大切にするだけでなく、友だち、親、そして全ての生き物を大切にする意識を高めます。ひいては、虐待やいじめ防止につながることを信じながら活動を広げていきたいと思っています。
  またこのような話を教師からではなく、小児科医から聞くことにも大きな意味があります。普通とは違うスライドを使った授業であり、校医が教師ということも相まってインパクトを強く与え、長く記憶に残ることになるでしょう。

 このような活動をしている校医は決して多くはありません。一生に一度でも、「命の大切さ」が聞ける小松島小学校の児童は、ちょっとラッキーかもしれません。

性教育スライドの院内掲示
インタビュー(ちょっと緊張ぎみの院長)
さあ、もうひとカットいきま〜す
インタビューを受ける性教育参加の親子
取材のお礼を兼ねて、スリーショット
ディレクターとお決まりのツーショット

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