かわむら こども クリニック NEWS  平成19年 1月号


新しい年に向けて-2007-

 毎年恒例ですが、新しい年に向けてと題して昨年を振り返ってみます。
 毎年のように悲惨な事件や事故に遭遇しますが、昨年の子どもたちの大きな問題はいじめです。いじめを苦にして自殺した子どもたちが続いたことは皆さん御承知のことと思います。このいじめ問題に関しては、12月号をご覧になってください。学校や教育委員会の対応には、本当にあきれてしまいました。もうひとつ、子殺し、親殺しが絶えません。本来子どもを守る立場の親が子どもを殺し、子どもが敬うべき立場の親を殺す、なんと悲惨な出来事なのでしょう。特に幼い子供が犠牲になるような事件が続きました。満足に食事も与えられず、親にせっかんを受けながら弱っていく子どもの思いを考えると、本当に悲しくなってしまいます。子どもが巻き添えになる飲酒運転も大きな社会問題になりました。福岡市で8月に起きた橋からの転落事故、これも忘れられない事故のひとつです。救助された母親が幼い3人の子どもたちを助けるために、4回も海に潜った母親の姿、これが本当の親の姿ということを見せつけられました。その状況での親御さんの気持ちを考えると、本当に助かって欲しいことでした。
 新年早々悪い話ばかりで申し訳ありません。もちろん、明るいニュースもありました。トリノオリンピックで奮わない日本勢の中、宮城県出身の荒川静香選手が金メダルを取り、“イナバウアー”が流行語大賞にもなりました。41年ぶりの男子である悠仁親王誕生が、9月にお生まれになられたことは皇室にとっても国民にとっても明るいニュースのひとつです。続いて、当院での話題に少し目を向けてみましょう。2月に雑誌「ホスピタウン」で、実績を誇る医師たち「こどもの病気・50人の名医」に選ばれ掲載されました。当院の様々な活動が評価された結果です。3月には医療雑誌の「HINT」で、「患者・国民が期待する情報」として、"新聞、e-mail、子育てサークル...。あらゆる方法で情報を提供し母親の不安・心配の解消を目指す"と、フルカラーで4ページにわたり当院の活動が紹介されました。その他、当院の活動は河北ウイークリー、リビング新聞でも紹介されました。
 院長がインターネットで医療相談を受けていることは、御存知と思います。インターネットの医療相談を受けた、ラースさんのブログ「えりりんのハワイ生活(http://rararaeririn.at.webry.info/)」に、“母親失格”のテーマで医療相談の経緯が書かれています。医療相談はマグネットダーツを飲み込んでしまったが、どうしても不安が拭えないというものです。親御さんの気持ちや小生への感謝の気持ちが述べられています。医療相談も大変で、時にはやめようと思ったりしますが、このような感謝の言葉によって続けるモチベーションが生まれてきます。院長が仕事以外にどんなことをしているのか、是非ご覧ください。
 お陰様で、1998年5月から始まった「お母さんクラブ」が、8年目で延べ参加人数が1000人を超えました。参加者が少なく、時には中止しようという思いに駆られたこともありましたが、多くの会員に支えられてここまで続けることが出来ました。昨年最後のクリスマス会では、会員の方々がクリニックのために作ったクリスマスツリーを頂きました。院長やスタッフの写真がオーナメントとして飾られ、突然の贈り物で本当に感激しました。今年もまた多くの方々に支えられていることを、改めて感じることが出来ました。本当にありがとうございます。
 いつの間にか、当院も2月20日で14年になります。毎年“漫然と同じことの繰り返しでは、進歩がありません。”と書いています。これから、また何か新しいことが出来るか、性懲りもなく考えているところです。お母さんたちもこどもたちのため、何か一つ新しいことに挑戦してみましょう。新しいことが出来なくても、一つ一つの小さな積み重ねの大切さも大事にしたいことです。子どもたちを取り巻く環境は必ずしも良好ではありません。今年は皆さんにとっても自分にとっても、ますますよい年になることを願っています。

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